雑草対策の基本〜除草剤の選び方と使い方を解説!その①
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こんにちは、フォークロです!
農業やガーデニングを始めて驚いたことのひとつ、それは 雑草の凄まじさ でした。
マンション暮らしをしていた私にとって、自分で管理しなければいけない土地を持つのは初めての経験。放っておくと雑草がぐんぐん育ち、抜いても刈ってもキリがありません!
農家さんや庭作りの先輩方には「それが当たり前」と思われるかもしれませんが、今日はそんな雑草対策に欠かせない 除草剤 についてお話しします。これから何回かに分けて、除草剤の基礎知識や使い方をお伝えしていきます!
私のスタンスとして、特定の農業のスタイル(慣行農業、有機農業、自然農など)を選び、どれかを否定することはありません。
それぞれの方法に正しい知識を持ち、自分や作物、周りの人々にとって何がベストなのかをそれぞれが考えることが大切だと考えています。
除草剤を学ぶことで、農業従事者の負担を軽減してきた歴史や、逆にそれを使わずに届けてくださる生産者の努力にも目を向けるきっかけになればと思います。
土の表面に撒く「土壌処理剤」
土壌処理剤は、雑草が生えてくるのを抑えるための除草剤です。 地表から1cmほどの「処理層」を作り、ここで雑草の発芽を抑えます。
大きくなった雑草や根茎から生えるセイタカアワダチソウやスギナには効果がありません。
効かせるための3つのコツ
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発芽前に散布する
発芽してからでは遅いので、 耕耘後や播種の前後に使う のがポイント。 -
土壌表面を整える
耕起や畝立てを丁寧に行い、土の表面に凹凸を作らないようにしましょう。 -
適度な湿り気を保つ
降雨後、土が湿った状態で散布すると処理層ができやすいです。
また、土壌の種類も重要!で粘土質や腐植が多い土壌は処理層が作りやすい 一方で、砂質土壌は除草剤が深く浸透しやすく作物に影響が出る場合があります。
既に生えた雑草には「茎葉処理剤」
茎葉処理剤は、 既に伸びた雑草の葉や茎に直接散布 するもの。種類によって効果が異なります。
選択性と非選択性
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選択性タイプ
特定の作物には影響が少ないです。例えば「アージラン」は葉酸合成を阻害し、幅広い雑草に効果を発揮しますが、葉酸を大量に合成するホウレンソウやオカヒジキなどには効きません。 -
非選択性タイプ
どんな植物でも枯らすタイプ。
接触型と吸収移行型
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接触型
散布した部分だけを枯らします。効果が早い反面、根は残るため再生しやすいです。 -
吸収移行型
葉から吸収され、根まで枯らします。効果が出るまでに少し時間がかかりますが、再生しません。
これに加え、バスタ、ザクサなど、少しだけ移行するものもあります。基本的に水の流れに沿って上に上がるので根までは枯れません。
その他ラベルからわかる情報
- 適用地帯
気温や気象状況により薬剤の効果や薬害の出やすさに差があったため。性能の向上に伴い2015年以降に登録申請または変更されたものは登録が必要なくなった。
- 効果・薬害等の注意
「高温条件で強い薬害が生じる」「砂土では使用しない」などの注意事項。
- 寒冷地(H)温暖地(L)
成分の含有量に違いがあります。
今日はここまで!
雑草対策は早め早めが基本です!正しい除草剤の選び方と使い方をマスターして快適な農作業・ガーデニングを楽しんでください!
これからも私自身勉強しながら皆様のお役に立つよう情報の公開・整理をしていきます。
これについて解説が欲しい、詳しすぎる、もっと専門的に!などご意見、ご要望をお待ちしてます。また、私自身もまだまだ勉強中の身ですので、農家の方々、家庭菜園の先輩方などから見て「実際はこうだよ」などのご指摘があればお願いします!フットワーク軽く、謙虚に学んでまいります!!
今のところ一通も(泣)いただけておりませんが、本当にお気軽に info@4crawl.com までどうぞ!!
参考資料
今さら聞けない除草剤の話 きほんのき 農文協